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下関市の長府で先代が昭和35年に村田建設設計施工事務所を設立。 その頃の大工の棟梁達は腕を競い合い、棟梁がトップに立って家造りをしていました。 今ではどうでしょうか?トップにたっているのは建築会社で棟梁達はいなくなっています。 伝承され続けた木組の技法を扱える大工職人はどこにいったのでしょうか。 大工職人は建築会社の下請けとなり、もくもくと作業をするだけになってしまっています。 かつての棟梁達が建てていた木組みの技、 一つずつ適材適所に柱や桁、大きな何十メートルもあろうかという丸太や梁、 寸分もくるわず積み上げられていく日本古来の在来工法。 一軒一軒、心をこめて建てられていく日本の伝統工芸に、姿、形、周りの風情に溶け込む家の美しさ。 そのような伝承され続けた技法による職人の造る家がなくなってきてはないでしょうか?

職人によるリフォーム、それは「木」の本質を知っているからこそ出来る伝承された技巧です。 本当に木を切り、木を削り、木の温りを共に弟子の頃から木にたずさわってきたのは、修行してきた大工職人でなければ、わからない言葉やいろいろな知識があります。 基礎工事から始まり、上棟式から完成までその家々にはそれぞれの個性があり、そこにお住まいになれるお客様がいる。 だからこそ、家を建てた棟梁だからこそ家の状態がわかるものです。 雨漏り一滴に対してもなぜか?壁にクラックが入るのはなぜか? そのような理由は、実際に家を造っている職人達だからこそわかります。 職人によるリフォームは、ただ施工するというものではありません。 家があり、そこに溶け込む風情があり、そしてそこに住まわれるお客様がいらっしゃる…ここまで考えてリフォームを行っております。

かつての大工職人は弟子入りしたら、まず刃物磨きでした。 刃物が切れないと仕事はさせてもらえず、刃物の先が少しでも欠けていると最初から研がされる。 毎日、同じ事の繰り返しで一日中研がされることも多く足腰は最初の内はガタガタの上、弟子の時代は殆んど腕のないものには、給料もない状態。 そのような職人が今、いるでしょうか? 今、刃物を研ぐ職人はおろか、カンナを削る大工職人も殆どいなくなりました。 今主流である組み立て式の機能性重視の家には必要のない人材になってきているのかもしれません。 しかしながら実際に家を造っているのは職人です。 ただし、「木」の事を本当に知っている職人は少なくなってきました。 今主流の家で、杉や檜、そして桜などの木をふんだんに使った家はあるでしょうか。 なぜその木が良いのかを知らずに使ってはいないでしょうか。 時代と共に家の質感や形状も様変わりしていく中、家は変われどそこに住む人間は変わっていないものです。 快適に住める家、それは「木の性質を見抜き、適材適所に間違いなく組み上げていく家」「風情に溶け込める家」なのです。

「木」は生き物です。 この意味がわかるのは実際に常に木と接し、木の本質を知っている職人ならではかと思います。 檜が良い木だと一般的には思われがちですが、檜にも多くの種類があります。 また、職人ならではの焼き杉、桜など家造りにふんだんに使っていきます。 木は住む方へ冷房いらずの涼しさを与えてくれたり、アレルギーを治す効能もあります。 実際に「木」の本質を知っている業者は、今現在ほとんど見かけなくなっています。 ただ単純に材料である「木」としか思えない造り手は職人とは言えません。 職人は常に木を切り木を削っていく事で本質を知っているからこそ、温かみのある家が造れるのです。

大工職人が伝承され続けた古き良き技法。 最近主流の機能性重視の家にはない快適な住まい、そして風情があります。 しかしながら、昔の家は「古臭い」など言われたりします。 前述した通りになりますが、「木」は生き物です。 その性質がわかっている職人だからこそ、家を進化させていけるのではないでしょうか。 木の温かみの家、それは実際に木を切り、木を削っている職人しか造れないものです。 職人が造る家は高いと思われがちかもしれません。 しかしながら、お客様に納得して頂ける家を造っていけるのが職人です。 総合建設業勇彩建設は大工職人だけでなく、昔から修行積んできた左官、板金、瓦、建具、襖、畳と腕の良い昔気質の職人達、いわゆる家のプロフェッショナル集団です。 住宅ローンや建築デザインだけの話をする者はここにはいません。 本物の「家」というものをお客様の目線で判断できるよう、職人集団がここにあります。